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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第10章 記憶の上書き



**

チャプ…チャプ…

と、水が揺れる音が聞こえる気がする。
そして、じんわりと
太腿に生温かい広がりを感じて

(やばい!おもらししてる!?)

と思って飛び起きる

バシャッ!!

『ひぁぁっ!?』

「レディ…おはよう(^^)」

そこは自宅の浴室、浴槽の中で、
なぜか4人とも揃い踏み。

おもらししたと思ったは下半身は
お湯に少しだけ浸かった
白いシャツの太もも部分が
じわっと濡れていただけ。

レンくんとランランが私を
挟んで浴槽の段になっている所に腰掛けていて
ミューちゃんとトッキーが
2人の隣で浴槽床に腰かけて
こちらを見つめている。

皆はシャツとスラックスパンツを着用
しているのに対して、
私は既視感のある彼シャツ状態。


これなに?夢?(。>ㅿ<。)

嶺二があんなことするから、
4人で記憶を上書きしようと夢見てる?

暫く困惑して何も言わないでいると

「どうした?」

と、ランランに聞かれて

『どうしたって……
あれ?私、菱に送って貰ってて…

あれ?これって夢?』

と、困惑していることを伝える。

「クス…困惑してるレディも可愛いね。」

『あれ…そういえば、
レンくんと、トッキーもいる…
あれ?…どういう…』

「フッ…貴様…今日の仕事は覚えているな?」

『えっ?…う、うん……』

QUARTET NIGHTとの
カップルグラビア撮影…
で、藍ちゃん、ランラン、ミューちゃん、
嶺二の順番で撮影して…

『れ、嶺二の撮影を
わざと再現してるってこと?
これ、もしかして現実?』

「やっと気づきましたか?
これ…お仕置…です。(^^)」

トッキーが微笑みながら
こういうので、

『おしおき………

って、私、何もしてな…』

と言い返すと

「甘噛みで感じた…らしいね?」

私の話を遮って、
レンくんにこう言われ、
あの時のことを鮮明に思い出す。

カァァァァ…
『…////』

スタジオにいる皆に見られながら
嶺二にうなじを甘噛みされて、
少し感じた表情をしてしまったことを
思い出して、頬が再び熱くなる。

「おい、貴様。
何を思い出して、
頬を染めている。」

『あ、う…ごめんなさ…//

でも、あれは
ランランたちを思い出したからであって…

嶺二に感じたわけじゃ…//』
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