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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第9章 QUARTET NIGHTとの撮影



「そのメイク…可愛いね」

と言いながら
嶺二が誘うように
バスタブに背もたれれていて

『湯上りメイク…って奴らしいよ( ・᷄ὢ・᷅ )』

と私は嶺二の胸に背もたれるようにして
彼の左足の上に座る。

メイクさんが
シュッシュと霧吹きで私の髪も濡らしてくれて
”お風呂でイチャつくカップル”の雰囲気が
自然と深まっていく。

「んもう!そんな顰め面しないで!
こうなっちゃったもんは仕方ないでしょ〜?」

後ろから嶺二が
貴方がそれ言う!?ってことを言ってくるので

右にある嶺二の顔を
首を捻って見つめながら
頬を撫でる振りをして
耳をつねる。

「いたっ!ごめんてば〜(^^;

表情変えずに意地悪するなんて
〇〇ちゃん怖すぎィ

それに、見つめられて
嶺ちゃん一瞬ドキッとしちゃったよ〜」

なんていつもの調子で言ってくるので

『表情かえてないのは
嶺二も一緒でしょ^^

それに、こういうの初めてじゃないんだから
ドキッともしないでしょ。』

とスルーする。

もちろんこのやり取り中も
シャッターは切られまくっている。

……というか集中しなきゃ!
嶺二には腹立つけど仕事だもん。
ちゃんとしなきゃだ。

私は嶺二の方に体を向けて
真っ直ぐ伸ばしていた膝を曲げて
女性らしいS字ラインを際立たせる。

嶺二の鎖骨辺りに頬を当てて
伏し目がちにし、
まるで事後に嶺二に項垂れている彼女のよう。

すると、私の頭を撫でるように抱えながら
前髪の生え際あたりにキスを落とす嶺二。

さすが…私のやって欲しいこと全部やってくれる。

「ねぇ〇〇ちゃん…
もっと大人を出していこうよ。

僕たち…年長組だしさ。」

ヒソヒソと私の頭に顎をのせながら
話し始める。

『言い方…
レディに年齢のこと言うなんて
失礼すぎでしょ。(^^;

…で、なにか案があるの?』

と返答すると、

「えーと…ごにょごにょ…」

と嶺二が耳打ちする。

『えっ!?そんなことしていいの!?//』

小声で驚きながら、
私は嶺二の方を見つめる

図らずも上目遣いの画が撮れてしまう。

「〇〇ちゃんがいいならね。」

とウィンクで返される。

『私は…まぁ、いいけど、
あとで彼氏になんて言われるか…//』

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