第9章 QUARTET NIGHTとの撮影
〇〇side
『嶺二…よくもやってくれたわね。(=_=)』
「てへ(ノ≧ڡ≦)☆
だって、マイガールたちに
僕ちんのセクシーなところ、
アピールしたかったんだもん」
『だからって!なんで、見せブラ!?
私が一肌脱ぐ必要絶対ないよね!?(ꐦ°᷄д°᷅)』
「あるよ〜…
僕ちんとイチャイチャする設定だもん( ˊᵕˋ ;)」
『イチャイチャって…
事前に言っといてくれてもいいよね!?
ファン心理フル無視で
嶺二を襲ってる写真にしようか!?(ꐦ°᷄д°᷅)』
「え〜!!ご、ごめんって〜(>人<)
今回は僕ちんが主導権握ってる感じの
写真にしたいから
それだけは勘弁してぇ〜」
なんてやりとりをしている私達は今
高級感ある浴室のセット内にいる。
広めのバスタブがセットに置かれ、
水が少しだけ溜まってバラの花びらが
散りばめられている。
嶺二はバスタブの中で
ソロ撮影をしていたみたいで
既に髪から水が滴っている。
私と違って、嶺二は
白いシャツをはだけさせて
黒いくるぶし丈まであるパンツを
履いている。
嶺二と言い合いをしていると
「あっ、□□さん、すいません。
時間も押してるので撮影に入りたいんですけど…」
とスタッフの方に言われる。
『あっ、す、すいません(>人<;)
すぐ準備します!』
とバサッと
マントのように体を覆っていたタオルを
脱ぎ去り、その方に渡す。
私の格好はと言えば
嶺二と同じ緑ボタンのシャツのみ着ている
インナーは黒いブラとショーツだけ。
いわゆる彼シャツ状態なわけだけど、
ミューちゃんとランランの視線が怖い。
小さな抵抗として
シャツのボタンを上までピッタリ閉めている。
バスタブから私を見上げる嶺二に
「〇〇ちゃん、わかってると思うけど、
シャツはボタン4つ分くらい開けてよ?」
と言われ…
『ほんと、最悪…』
なんで嶺二とこんな…//
と思いながら
チャプ…
と、ボタンを開けながら
バスタブの中に入る。
ふくらはぎくらいまでの高さの水は
少し温かく、
これなら寒さで唇が紫になることはなさそう…
なんて考える。