第9章 QUARTET NIGHTとの撮影
「はい!OKです!
少し時間押してるので
確認は僕たちに任せて
□□さんは次の撮影の準備お願いします!」
と言われ、
『あっ!はい!』
と、そそくさと
アシスタントの方の後ろに付いて
控え室に戻っていく。
次は嶺二と…
本当に何も無ければいいんだけど…(=_=)
**
モブ田side
先程の豪華な撮影…
かなり見応えがありました。
カミュさんが□□さんの服に
手を入れた時は
流石に怒られちゃうんじゃないか…
なんてヒヤッとしましたが、
□□さんも、照れ顔で神対応なんて…
と感動していると
「はい!OKでーす!」
と、寿さんのソロ撮影が終わる。
「寿さん、申し訳ないですけど、
しばらくそのままでお待ち頂けます?」
「うん!全然OK!
僕のことは気にしなくていいよ〜
こんな格好で彷徨くと皆に迷惑だもんね^^」
という会話が聞こえ…
僕は嶺二さんの方と
冊子の内容を確認する。
「なっ…こ、これは……」
そして、嶺二さんの撮影後の
4人での対談状況と
5人での表紙撮影を残すのみとなった
他の御三方の方から
(ふっざけんじゃねぇぞ嶺二(ꐦ ᐙ ))
(寿……殺す(=_=))
(嶺二…凄いことするなぁ…
てか、この2人なんでこんなキレてんだろ…)
という心の声が聞こえてきそうな様子。
そして、
「□□さん戻られましたー!」
という声とともに
大きめのバスタオルで肩から膝までを
覆っている□□さんが登場します。
その表情は笑顔ですが、どこか怒りを感じます。
衣装はタオルを肌けさせるまで
こちらには分かりません。
一直線に寿さんの元へ歩いていき
何かを言い争う様子。
『……!(=_=)』
「…(ノ≧ڡ≦)☆」
『……(ꐦ°᷄д°᷅)』
「……( ˊᵕˋ ;)」
『……(ꐦ°᷄д°᷅)』
「……(>人<)」
というか、一方的に寿さんが怒られています。
ですがまだ衣装は分からないまま
撮影も押してるのでそろそろ…
と告げに行ったスタッフに
『…(>人<;)』
ペコペコと頭を下げて
ゴメンなさいをしている様子の□□さん。
覚悟は決まったようで
バサッとそのタオルを脱ぐと
「なっ!///」
「くっ!///」
「わぁ…//」
と、こちらの御三方も釘付けです。