第9章 QUARTET NIGHTとの撮影
〇〇side
うわぁ…//
付き合ってから初の共演だよ~(。>ㅿ<。)
ランランてば、
こういう時ほんと格好いいんだから//
なんて思いながら
2人でバイクの上での撮影。
ランランの顔がすぐ近くにあって
落ち着かない。
って、集中しなきゃ。
なるべくカメラ目線にならないように…
って務めてはいるけど、
どうしたら私からは下心ないよ、感がでるかな…
ライダースまで着てるわけだし
やっぱり格好いい女性…だよね。
てことはあえて
こう…カメラを睨みつける感じもありかも?
「おい、どうした…集中しろ。」
ランランからコソッと耳打ちされる。
『いや…どうしたら
格好いい女性になるかな…って思って…//』
「…へぇ…
ちゃんと仕事のこと考えてんじゃねえか。」
『あ、あたりまえでしょ( ・᷄ὢ・᷅ )』
ムッとしてポージングを取りながら
肘をみぞおちに決め込む
「うっ、…おい(=_=)」
『あっ、ご、ごめん…( ˊᵕˋ ;)』
「で?なんかいい案浮かんだのかよ?」
『ランラン…目閉じて…』
「ん…」
『そのまま私の頬にキスして。』
「おぉ…チュ」
そのまま私は
カメラに向かって挑戦的な視線。
そして、正面を向いたま
左腕をあげてランランの髪あたりを掴むポーズ。
この男は私のものだ。
という視線をカメラに向けると
ひぁっ//
とまた歓声があがる。
あまり私の顔が綺麗に映らないように
顔を少し上向けて見下ろすようにカメラを見つめる。
ランランは目を閉じたまま頬にキス。
まるで私に傅いている可愛い男。
それから、ランランに
『ランラン…目開けて…
このままカメラ目線したらかっこよさそう…』
そう言うと、ランランが
少しだけ目を開けて
伏し目がちにカメラを見る。
「…ん…」
その後は睨みつけるように。
「いいね!いいよー!
格好いいカップルって感じだね〜!」
**
色んなパターンで
撮ったから、
プロデューサーも納得したようで
また確認の時間に入る。
ランランのソロショットが何枚か映され
「おー、結構決まってんじゃねえか。」
『ランラン格好いいね~』
なんて言っていると
次から2人のショット。
最初は表情が少し硬い気がするが…
「これ…すっげぇいい//」
『だ…だね…//』