第9章 QUARTET NIGHTとの撮影
結局さっきの続きで
ランランが私の首筋に顔を埋めた後
カメラを睨みつけるショットが選ばれる。
まるでヤンチャなお嬢×番犬。
ランランの良さが引き立ってて
とてもよきです。
「アイアイのときとは違った魅力があるね〜」
『え、そお?ありがと~(´>∀<`)ゝ』
嶺二ときゃっきゃしてると
ミューちゃんが近づいてきて、
「□□…
ちょっとこい。」
と呼ばれる。
次ミューちゃんだから
何か打ち合わせかな…なんて思って
『はーい٩(ˊᗜˋ*)و』
トトト…と
付いていくと
セットの裏側で
「首元を見せろ。」
と鋭い視線で言われる
『えっ?はい…』
「違うこっちだ…」
『ん…//』
「黒崎の口紅が付いている。」
さっきランランが埋まっていた方の首元に
ミューちゃんが触れる。
『あ、あ〜…
ありがとう^^』
とお礼を言ってから
耳元で
『次の撮影…
楽しみだねっ♡』
と言うと
「ふん…ああ。
貴様がどこまで順応力があるのか…
それが楽しみだ。」
『えっ?』
なんだかドSな笑みを浮かべて
嶺二たちの元に戻るミューちゃん。
これからの撮影が怖いです。。
そんなことを考えていると
「□□さん、控え室にお願いしまーす!」
と呼ばれた。
『はーい!』
私はスタッフの方の後ろに
ついていきながら
(次ばどんな服装だろう…//)
なんて考えていた。
**
モブ田side
次はカミュさんの撮影です。
カミュさんは完璧すぎて
ソロ撮影がすぐ終わってしまい、
今は□□さんの衣装替えを待っているところ…
待機スペースにQUARTET NIGHTの
皆さんが座られて談笑タイム。
僕は冊子に目を通しながら
皆さんの身の回りのお手伝い。
えーと次の撮影は…
執事がお嬢様にダンスレッスンかぁ
次はどんなショットが見られるのか
□□さんとの化学反応が楽しみです。
「〇〇ちゃん遅いね~」
「まぁ、先程の2シーンとは
だいぶ路線が変更するからな。
メイクもやり直ししているんだろう…」
「うんうん、そうだよね~^^」
「ていうか、そろそろ嶺二の番でしょ。」
「うわっ!ほんとだ!
僕ちんも準備して来まーす!」
と嶺二さんが去るのを
メンバーの皆さんで見送る。