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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第9章 QUARTET NIGHTとの撮影



焼き菓子と紅茶セットを持って
カミュさんたちの待機スペースに向かっていると…

「□□ 〇〇さん戻られましたー!」

という声が
僕の背後からきこえます。

待機スペースにいたカミュさんと寿さんも
立ち上がって僕を素通りして
□□さんと黒崎さんの方に向かいます。

僕はせっせと
ティータイムのセットだけして
お2人を追いかける形でセットの方に向かいます。

「あっ、紅茶までありがとうございました!」

と寿さんが僕に気づいてお礼を言ってくれます。

「我儘を言ってしまい申し訳ありません…
甘い物が欲しくなってしまいまして^^」

カミュさんにもこう言われて
僕は嬉しくて
デレデレしてしまう。

「あっ、いえいえ…
全然、大したことないです!
また何かあれば言ってください!//」

なんて言っていると

「きゃあっ…//」

という女性スタッフたちの小さな悲鳴がきこえる。

何かと思いその視線の先を追うと
撮影されているお2人が目に入る。

そこにはスタンドを下ろしてバイクを立たせ
シートをベンチにして腰かけた黒崎さんと
その黒崎さんの足の間にすっぽり収まっている□□さん。

そして、黒崎さんが顔を右に向けて
□□さんの顔を引き寄せ
瞼に唇が触れるか触れないかのところで止まっています。
□□さんもそれに合わせて
顔を左に向け伏し目がちにし、
黒崎さんが首を抱いている腕に触れています。

その格好良くもセクシーな仕草に
悲鳴が上がってしまったようです。

□□さんは先程の格好とまた違って
ダークレッドのライダースジャケットに、
インナーはシンプルな黒のTシャツに
チョーカーのようなアクセサリーを着け、
パンツはアンティークでワイドなジーンズを
着用しています。
そして、ショートカットヘアが
首元のチョーカーを引き立てます。

「ランランたち格好いいね^^」

「あぁ。らしさが出ているな。」

「蘭丸…珍しく心を開いてるね。
いつもならグループ以外の人との撮影となると
スイッチ入るのに少し時間かかるのに…」

メンバーのお2人に美風さんが合流していて、
皆さん各々感心しているように見えます。








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