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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第9章 QUARTET NIGHTとの撮影



〇〇side

さっきのプロデューサーの言葉で
心臓がバクバク。
藍ちゃんにバクバクというよりは
この後の展開が怖すぎて…

後ろの方で3人がなにか
言っているのが聞こえて…

「……嶺二たち、何を騒いでるんだか…」

と、呆れている藍ちゃん。

『キ、キスシーンなんて、あったんだ…?』

と聞いてみると

「はい。
まぁ、実際はキス直前のシーン…て感じです。」

と言われて
あぁなるほど…と落ち着く。

「ファンの子達を彼女に見立てて
壁ドン後に…みたいなシーンを撮りたいんですけど…
大丈夫ですか?」

と、急にお人形さんみたいな顔で
見つめられて

(か、かわいっ…//)
『だっ、大丈夫でありますっ( ・ㅂ・)و ̑̑』

「あります?…
語尾が変です。」

『あっ、ごめんなさい。
大丈夫ですっ!』

カメラのセットが終わって

「それではこのアングルからで撮ってみましょう!」

とまずはシンプルに壁ドンで
藍ちゃんの顔が近くにあり、
私は縮こまってされるがままのショット

「うーん…もう少し動きいれてみましょうか」

と、プロデューサーに言われ、

『…( ¨̮ )』

藍ちゃんと目でどうする?と会話

「少し抵抗をいれてみるというのはどうですか?」

藍ちゃんにこう言われて

『こ、こうかな?…』

と、藍ちゃんの胸を少し押し返す感じに。

「いいですね〜!」

そんな感じで何枚か撮影…

私も役に立ちたいと
相手をトッキーと想像して考えてみる。

『あっ…こういうのはどうかな?』

と、コソッと
美風さんに耳打ちすると

その耳打ちの様子まで撮影されてしまう。

「すごくいいかも…//」

藍ちゃんにこう言われて自信がつく。

『…じゃあ、お願いします。』

まずは藍ちゃんがかけている眼鏡を
私にかけるところから…

私は精一杯壁に体重を掛けて
逃げたいけど逃げられないという情景を演じる。
そして、上目遣いで藍ちゃんを見つめる

これで、眼鏡っ娘の上目遣いの絵ができる。

「いいね。いいね。」

ピピッ…カシャッ…ピピッ…カシャッ
とシャッターの音と
フラッシュの光がスタジオに広がる

「それじゃあ、外します。」
『うん。』

それからゆっくりと眼鏡を外す藍ちゃんと
瞳を閉じてされるがままを演じる私。

「いいっ!いいっ!」




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