第8章 美しき過去
(なんだか可愛い//)
「わぁ…素敵だね。
俺もこのセクシーは見習わないとね。」
『クスッ…レンくんに
色気を褒めてもらうのは嬉しいね♡』
「そう?
俺がレディの中ではセクシー代表…
って事でいいのかな?」
『うん。代表だね。
日本…いや、世界代表』
「クスッ…ありがと^^」
「あと…今度
先輩たちとのグラビア撮影もあるんですって。」
「えっ!?…グラビアって、どんな?」
「カップルグラビア…だそうです。」
「え…あの、
イチャイチャしてるのを撮影される…あれ?」
『そ、そうだけど
私なんて多分
後頭部しか映らないよ( ˊᵕˋ ;)』
「本当かな…
キスとか…ちゃんと回避してよ?」
『ん~…ミューちゃんとランランの考えてる事は
何となくわかるけど
あとの2人が分からないからなんとも言えな…』
と、PCを見ながら
ぶっちゃけてしまった私…
「なんとも言えない…ですって?」
『ひっ…( ´ㅁ` ;)』
「今何も考えずに喋ったね、レディ^^」
『わ、わかりました!
とにかく防衛頑張ります( ˊᵕˋ ;)』
「お願いしますよ( ・᷄ὢ・᷅ )」
私は第2ラウンドに突入しそうな雰囲気を
なんとか回避して
再び業務に戻る。
「あと…寿さんとの共演歴もそれなりにあるみたいで
お2人は古い仲…
のようです。」
「へぇ…レディ…意外と
俺たちの関係者に繋がってる人物だったんだね。」
『ふふ…意外とそうだね。』
「あとは、…HE★VENSの鳳瑛一さん…
と、日向さん、ですか。」
『うん。
多分それくらいだと思うんだけど…( ¨̮ )』
「へぇ…で、あの写真が見つかっちゃったのか」
「はい^^」
カタカタッ…カチッ
『………よしっ!
これで終わりっ!』
Enterキーを押して
菱宛にメールを送って
今日の業務は終了。
『ん〜っ…』
と伸びをする私と
「お疲れ様、レディ^^」
「お疲れ様です^^」
と笑顔を向けてくれる
私の癒したち。
はぁ~…幸せ♡
ソファに並んで雑誌を読んでいる2人の元へ向かって
ぎゅーっと2人共をハグする
「おや…//」
「わっ//」
『はぁ…癒される〜』
「本当に今日は飼い主みたいですね。」
『社長モードだからね^^』
なんて笑い合いながら
暫く3人で抱きしめ合った。