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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第8章 美しき過去




「他には共演経験ある方とか居るんですか?」

トッキーは私の意外な交友関係に
興味津々のようだ。

『んー…
去年うたプリアワードのときの映像で
共演してるの見たから
多分知ってると思うけど、
HE★VENSの鳳 瑛一も
高校の時からの知り合いだよ。』

「えっ!?
本当ですか?

…確かに…彼も同じくらいの年代ですか…?」

『うん^^』

「仲…良いんですか?」

『良くは…ないかな。
瑛一はなんていうか、
変わってるし…
可愛げがないって言うか…』

「かわっ…!?
わ、私たち4人は可愛げがあると?」

『うん。
みんな可愛いところいっぱいあるよ。

けど、瑛一は本音…っていうのかな
人間らしさみたいな所がなくて
ちょっと苦手…

悪い人じゃないっていうのはわかってるから
特に敵視してる訳でもないんだけどね( ¨̮ )』

「…そ、そうなんですね。
私達もまだまだ
彼らのことは分かっていないんです…

社長たちで話して
HE★VENSのメンバーと
デュエットするかも…って噂は
聞いたんですけど…」

『へぇ!そうなんだ!
本当だったら楽しみだな〜^^

瑛一はあれだけど、
弟くんは可愛いんだよ( ¨̮ )

お兄ちゃんの後ろをいっつも
ついてまわってた気がする…』

「へぇ…そうなんですね( ¨̮ )

(…なんで急に弟の話に…?)」

『うん^^』

「ちなみに他には……」

『トッキー、そんなに私の過去の共演者気になるの?』

「……えーと…はい///

特に、ドラマや映画だと
その…キスシーンなんて…
あったら嫌だなと…///」

『……クスッ…ふふっ、ははっ

確かにそうだよね^^

んーと…他…他………』


そして、私は19の時の共演歴を思い出して
口を噤む…

「ん?」

『んー、ないね。
うん。ないない。( ˊᵕˋ ;)』

「今…絶対 ある 間でしたけど?」

『いや…ない。』

「なんで言えないんですか?
そんなことしても、
調べればすぐに出てくるんですよ?」

と言いながら
スマホをこちらに見せてくるトッキー。

『う…』

「誰との共演なんです?」

『や…さん…』

「はい?」

『龍也さん。…』

「龍也…って、
日向龍也?日向さんですか?」

『う、うん…』

「なんで隠すんです?」



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