第7章 とある夏の夜
舞台はある山奥にある屋敷。
そこに夜、
肝試しにきたグループの話から再開されます。
暗闇の中を懐中電灯の明かりだけを頼りに
4人組の男女が屋敷の中を進んでいくありきたりな
肝試しの映像ですが…
”ギシッ…ギシッ…”
と傷んだ木の床を踏む音にさえ
ビクッ…
と肩を震わせて
黒崎さんの背中に
ピッタリとくっついて
直ぐに隠れられる体勢の〇〇さん。
「……///
(全く集中できねぇ…//)」
という黒崎さんの声が聞こえてきそうな状況です。
そして…
”ガタッ…
「きゃぁっ!!」
「なんだよ!」
「い、いま…何かが、後ろを通った気がして…」”
と、物音と同時に
1人の女性が悲鳴をあげるシーン
女性の悲鳴と同時に
『ひっ…(><)』
と声を挙げた上に
目を瞑る〇〇さん。
「あ…」
今声出しましたね…
という前に
『ふンンっ…////』
と、カミュさんに唇を奪われてしまいます。
「早いな…
この調子では
鑑賞どころでは無いのではないか。」
『そ、そう思うなら
この罰ゲームやめてくれればいいじゃん//』
「でも…克服するんでしょ?」
レンにこう言われて
『う、うぅ…』
と抵抗を諦める〇〇さん。
そして、また
”ガタタッ
「きゃあっ!」
「なんだ今の音!」
「ほら、言ったじゃん!」”
と、グループ全員が
何かに気づいたシーン…
『…(><)』
静かに目を瞑る〇〇さんの
唇を私の唇で塞ぎます。
「…ん…//」
『むっ…///』
「えっ?また?
レディ…ちょっと頑張りが足りないよ…」
『うぅ…ごめ…
でも…声は我慢できた…//』
「…1歩前進ですね…//」
「おい…まだ何も出てきてねぇんだぞ。」
『うぅ…ごめんてば…//』
”「…さっきの物音…
この扉の向こうから…だよな?」
「ほ、ほんとに開けるの?」
「当たり前だろ!
土産話のひとつもないと
来た意味ないだろ!」
「しーっ!
声が大きいよ!」
「あ、す、すまん…
じ、じゃあ、…開けるぞ…」”
男性がドアを開けるのを
固唾を飲んで見守る
テレビの中の女性と〇〇さん。