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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第7章 とある夏の夜



〇〇さんの左側が私。
右側がカミュさん。
後ろで胡座をかいているのがレン
そして、前で映像を〇〇さんから隠しているのが黒崎さん。

「レン…これお前見えてんのか…」

「いやあんまり?…
でも、気にしないで、
なんとか頑張って観るから^ ^

それに…レディの背中を守るのは…
ナイトの役目…だろ?」

『うぅ…かたじけないです。』

そう言っている〇〇さんは
ペタっと座り込んで
黒崎さんの左側から
ひょこっと顔を覗かせて
映像を観るつもりのようです。

で、怖いシーンが来たら
黒崎さんの背中に隠れるつもりのようです。

私の右腕の袖をきゅっと掴んで
可愛らしい。

「フン…幽霊…などいる訳がなかろう。」

『い、いるかもしれないもん。』

「貴様が俺たち以外で
頭をいっぱいにしているこの状況が気に食わん。」

『ミ、ミューちゃん…////』

「いや、レディ絆されちゃダメだよ( ˊᵕˋ ;)

そんなこと言って、
バロンは蘭ちゃんのために
こうやって〇〇ちゃんが
頑張ろうとしてることが
気に食わないんでしょ?」

「絶対それだな。

それにしても
俺のために苦手なモンを
克服しようとするなんて…

やっぱり、お前は凄い奴だ。
チュ…」

黒崎さんがそう言って振り返り
〇〇さんの額にキスを落とす。

『ん…えへへ///

映画館で見られるように
頑張ろうと思います( ・ㅂ・)و ̑̑』

「へぇ…じゃあ、
目を瞑ったり、声を上げたら
罰ゲーム…することにしようか?」

後ろからレンが
〇〇さんの肩に顎を載せて
提案してきます。

『ふえっ!?
…そ、それはハードル高すぎでは…』

と、レンの顔に視線を向ける彼女。

「だが、映画館で声を上げる…
なんてあってはならんからな。

それに、目を瞑る…というのも
作品に対しての冒涜…そうであろう?」

『ま、また…最もらしいことを。。(=_=)』

「でも確かに、
声を上げるのは…よろしくないですよね?」

「クス…じゃあ決まり。
イッチーとミューちゃんは
〇〇ちゃんが目を閉じてないか
時々見ててよ^^」

「クス…ええ。分かりました。」

『決まりって…私の意見は…?』

「諦めろ。多数決で俺たちの勝ちだ。』

そして、映像が再開されます。



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