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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第7章 とある夏の夜



『ん?何も?…(^◇^;)』

明らかに動揺している彼女に

「まさか貴様…
ホラー映画が怖い…なんてこと、
あるまいな?」

『ギクッ…(=_=)

ま、まさかぁ~…
大の大人が…ホラーが、怖いなんて…
そんな…あるわけないよ〜…』

声がどんどん細くなっていき、

カミュさんが
〇〇さんにバレないように
背中に腕を回し

ツーと指で線を描きます。

すると…

『きゃぁぁあっ!!(><)』

ガシッ

と私の方に飛んでくる〇〇さん。

ギューと腕を抱かれて
(役得…///)

前に向き直りかけていた
レンと黒崎さんが目を見開いて
こっちを向きます。

「レディ!?どうしたのっ!?( ˊᵕˋ ;)」

『いまっ、いまっ!!』

自分が居た方を見ないように指さしていますが、
カミュさんの腕があることに気づいて

『もうっ!ミューちゃん!(>ㅿ<;;)』

と、ポカポカと
カミュさんの腕を殴り、
仕返しする〇〇さん。

私としては離れていってしまって
少しの寂しさを感じます。

「やはり、怖いのではないか。
ホラー映画が。
上映会は中止するか?」

というカミュさんの言葉を聞いて

レンと黒崎さんが
ようやく状況を理解したようです。

黒崎さんは映像を一時停止して、

「〇〇、怖いならやめとくか?」

と一言。

「そうだよ?無理しなくていいんじゃない?」

レンもこう言っていますが、

『こ、怖いけどっ!
中止はしない。。。

ランランの映画…観たいもん。( .. )』

と、クッションを抱きしめたまま
駄々っ子のように頬を膨らませる〇〇さん。

かっ、可愛すぎる……////

男たち4人が一瞬にして
ムラッときてしまったのが分かります。

「じゃあ、皆でレディを囲んで
映画を見るって言うのはどうかな?」

「そ、それはいいアイディアですね。
前後左右を固めれば
流石に幽霊も襲って来れないんじゃないです?」

〇〇さんに提案すると

ぱぁぁっと顔が明るくなって

『えっ!いいの?』

と、承諾してくれそう。

「ではどう並ぶ?」

カミュさんが聞くと…

『私が決めていい?』

と言われ、
フォーメーションが決まります。



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