第2章 ただの同僚[〇不死川実弥・宇髄天元]
揺さぶれる感覚がし、目を覚ました。
上をむくと不死川先生が私を覗くように立っていた。
「朝だぞ」
「うおっ……
おはようございます…」
「アンタ朝飯食べる派かィ」
「どちらかというと食べない派です………」
うわやば、すっぴん……。
普段メイクしてるけど、ナチュラルだからそこまですっぴんと変わらないけど、それでもすっぴんに変わりない。
「味噌汁だけでも飲んでけ」
「あ、はい……ありがとうございます…」
私が今着てる服、これ絶対先生のだよね。
え、え本当に一夜を共にしちゃった…?
「し、不死川先生……あの………」
「?」
「も、もももももももしかして………しちゃいましたか……」
渡された味噌汁を飲みながらそう聞くと、
先生はため息をついた。
「まさか覚えてねぇとはなァ。
どっちだと思う?」
ニヤッと笑いながら聞いてくる先生。
その反応は……
「え……………本当にまさか………!」
信じられない。
という顔をすると、先生は鼻で笑った。
「ンなわけねぇだろ馬鹿がァ。
とっととそれ飲みやがれ」
あ、ですよね良かった。
「アンタの家まで送るから、支度してこい。
今日も平日だぞ」
「先生はどうするんですか…?」
「アンタが寝てる間に済ませた」
私はどれだけ寝ていたのか。
1回起きたからそう何時間も寝てないはず…
「あ、服……」
「洗濯機の上」
「ありがとうございます………。
………先生裸見ました?!」
「誰が見るかボケェ!!
とっとと支度しろォ!!」
こ、こわ……