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ちょっと女史〜!

第4章 あ、罰ゲーム何にする?


「え?お前ら二人が密着店長24時フルコーラスで熱唱でしょ?」「聞いてないよ。そんな話。絵心さんと二人でセーラー服着てただ君に晴れダンスつきで歌えば?」「勝手に決めんな。ステマ配合は二人仲良く恋ダンスしてろ」
 ピリピリとした異様な空気に包まれる中、指導者と赤子ののんびりとした戯れをBGMにしてると空気は和らぐ『ちびちびセラピー』と勝手に名付けよう。

 「止めよう。今は一刻も早く、休みたいんだ。とりあえずメインの二人の予想を確認していきましょう。あ、ブルーロックの諸君も部屋ごとに当たったら某かの特典付くから参加しろー」 

 マジかよ。
 机に乗った紙切れの正体が判明したと同時に、あーは言ってるが経験上強制参加だと哀れな生け贄達は察していた。

 「さて、パーソロンはラヴィーニョさん、ステゴさんはクリスさんと予想。どちらも意外なチョイスですね。その心は?」 
 「いや、だって、何だかんだで一番ちびちゃんに絡んでるし、ほら、今も水のペットボトル渡してる」
 モニターを見てみると、貰ったペットボトルで一番の玩具であるダンシングラヴィーニョさんをクリケット宜しくコンコンしている。
 「ファーストコンタクトこそ、ギャン泣きしてたけど、次の日にはドーナツ型のクッションの穴に埋めてたからね。ラヴィーニョが複雑な顔してるぞ」
 複雑そうな顔をしながらも、おチビが可愛らしくおねだりすると超絶テクニックのドリブルを見せるのでおチビは上機嫌になる。そのまま間髪入れずロキさんにおんぶをせがみ、ロキさんは快くお馬さんになってフィールドを走る。今日このまま寝てくれないかなぁ……無理か

 「それじゃあ、私はこの氷像、置きに行ってくるよ」
 「おう、行ってら〜」「溶けないうちに終わればいいな」
「ソウネ」
 溶けずとも形あるものはいつか、壊れるもの、ものの数秒でヤンチャ怪獣に壊されるだろうなと思っているとは言わないでおこう。
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