第4章 あ、罰ゲーム何にする?
「ゴホンっ!気を取り直してそれでは走者の紹介です。ハイハイ歴三か月の天才。人間歴8ヶ月の我が甥のおチビ選手です。」「あ~ぉ~うぁー」
「おいおい、もう、真夜中だぞ。寝かせろよ」「つーか、赤ん坊、放置するなよ」
「寝てくれないんだよここ一週間ずーっと3時位までハイテンションでアッチ行ったり、こっち行ったり、もぉ~~、、っね」
姉夫婦が二日前に限界来て、一時保育任されたが、こちらはこの時既に3徹しており半日で既に心が折れてた。
このままでは絶対寝ないだろう。ならば、テンションを限界まで上げさせ、疲れさせて意地でも寝ていただこう。
「我が家の平穏のためにもお前らチビの玩具としてしっかり働いてもらう。放置については、ほら」
甥っ子のいるモニターからぞろぞろと映り込んでくる生け贄基、指導者達。
「フラッグ達がきたので皆様、人気予想に入って下さい。我々も」
紙とペンを渡す。
「これ、普段構ったりしないノアとか不利じゃない?」 「というか、こんな茶番に世界の一流ストライカーズ使うのも」と難癖つけてくる二人。
「一応、フラッグとして視聴者が送ってきたチョコで作ったフィギュアや公式フィギュアあるけど」
「おチビに渡して大丈夫か?舐めたりしない?」
ヤバイな仕方ない。
「ここに氷があるじゃろ?この氷をな氷をな、削るのじゃ」
中止は認められない。君達は引けないところまで来ているのだ。
「完成したところでシンキングタイムも終わりです予想を見ていきましょう。一番人気は意外にもスナッフィーさん見ていて安心感が一番あるから、とのコメントまぁ、一番大人だからね。二番人気はサッカー界のサイレンススズカことロキさん三番人気はプリンスウォーターでおなじみクリスさん。四番人気はノア、五番人気は前回玩具で不評を買ったラヴィーニョさん。いかがですか?解説のステゴさん」
「予想通りといえば、予想通りですね。とはいえ勝負は時の運。何が起こるかわかりませんね。」
「なぁ、これ、外れたら罰ゲームやるんだろ?先に決めなくていいのか?」