第6章 次、意見、合うのいつになるかな?
「他に言うと、馬狼くんは、ゴールデンサッシュっぽいところあるね。自分ルール持ってて、他人にもちょい厳しいあたりとか。御影くんは、マヤノトップガンかな?多種多様なスキルというか個性がある辺りが。凪くんは………うーん、何処となくコントレイルっぽいね。鷹揚な所が」
アレらを、ちょい厳しいとか個性とか鷹揚というオブラートで包んだ言葉で片付ける辺り大人だなぁーっと思う様な。それで片付けていいのかと異を唱えるべきか悩んでいると、
「本音や建前って大事だよ。それが大人というものだよ」
と、男マネから有り難いかイマイチわからないが言葉を貰った。
「あと、時光くんは、カブラヤオーだな。うん。」
「千切くんは走り方とかデュランダルっぽいよね。まだサイレンススズカには届かない」
「ね、ね、潔はー?」
「潔くんは、うーん、キタサンブラックじゃないなぁ…もっとしっくりくるのが……」
「ディープインパクトじゃないなぁ…というか、あの人の事ディープ呼びしてたけど、いっちゃぁ何だが性格そこまで良くないと思うぞ?」
「まぁ、確かにあの性格見るとディープに失礼な気もするけど、それくらい体のバランスや使い方が上手いのは確かだと思うよ?」
と、言いながらあーでもない、こーでもないと唸りながら出したのは
「「ジャスタウェイ」」
「珍しく意見が合ったね」「ほんと珍しいな」
穏やかな笑い声が食堂から響く中
『おーい、仕事戻れー。ついでに不乱蔦会長が考えたグッズ好評価した方、責任取れー』
「誰の事かな?レトロで独創的とは言いましたが、というかそろそろ腕ねじ切っていい?」
穏やかに、『ちょっと買い物行ってくる』的なニュアンスで言われ、背筋に冷気が伝った。