第1章 アリア
(ダメ···中でイッちゃいそう···)
ゾクゾクと背中を走る感覚に、私はヴィクトルの腕を掴んだ。
「ヴィクトル抜いて···お願い···私、ヴィクトルのでイキたい···」
「···、最高の殺し文句だよ。···」
ヴィクトルは引き出しから避妊具を取り出しすかさず取り付けると、の足をグイッと持ち開かせた。
「っ、···ヴィクトルっ···」
「はぁっ、···行くよ···っ、」
くちゃくちゃと愛液をソレに擦り付け、先端を蜜口に付けると、ヴィクトルはゆっくりと腰を推し進めた。
(あぁ、ヴィクトルが入って来る···)
ググッと入って来る待ち焦がれた熱に、は堪らなくヴィクトルのソレを締め付けてしまう。
「っク···(キツイな···もってかれそうだ)」
「あっ、あぁっ···はぁ、はぁ」
「···いい子だからちょっと力抜けるかい?」
途中まで入った所で、ヴィクトルは額に眉を寄せ、何だか苦しそうだった。
逆にそれが妙に色っぽくて、無意識にキュンと締め付けてしまうと、ヴィクトルは小さく「んッ···」と声を漏らした。
「···こら。力抜いて···そう、そのまま」
力を抜いた瞬間、ヴィクトルが推し進めて来る。
「ん、うんっ···んんッ!」
(あぁ、どうしよう···ものすごくきもちいい···)