第1章 アリア
「ぅっ、クッ···ぁっ」
ぱちゅぱちゅと打ち付ける速さが速くなる。
ヴィクトルからも吐息と共に喘ぎが上がり、互いに抱き締めあった。
「あぁっ、ヴィクトル、ヴィクトル···愛してる!」
「俺もさ······愛してる!」
ギシギシとベッドが軋み、私の奥深い所でヴィクトルは精を放って、私もぎゅっとヴィクトルのソレを締め付けた。
✿
「大丈夫かい?」
「···うん、ヴィクトル」
しばらく私の中にいたヴィクトルは、少し落ち着くとソレを取り出した。
窪みにはたっぷりと精液が溜まっていて、私は思わず赤面してしまった。
だって、そんなに溜まっているとは思わなくて。
「そんな可愛い仕草されたら、もう一回したくなっちゃいそうだけど···今日は一緒に寝ようか」
ぼふんっとヴィクトルはベッドに倒れ込むと、裸のまま私を抱きしめた。
「このまま!?」
「そ、このままだよ!ほら、ぎゅってしてあげる···にだけだよ、こんな事するの」
ヴィクトルの体温が、素肌から伝わって来る。
私もヴィクトルに腕を回して、ぎゅっと抱きしめた。
「ぅっ、···?それはちょっと···」
余裕なさそうなヴィクトルの声に、どうなってしまったのか想像が出来て笑ってしまったのはまた別の話だ。
「···ふふ、ヴィクトル···離れずそばにいて」
「···もちろん、永久に離しはしないさ」
おわり♡