第1章 アリア
グググと最奥まで届いた瞬間、私の中でなにかが弾けたように全身に甘い毒のような快感が広がった。
「あぁぁ···!!だめっ、イクイクイク···っっ!!」
止まらない甘い快感の痙攣でビクビクと体が打ち震えた。
(こんなの知らない···)
ヴィクトルが中にいる。
それだけで嬉しくて幸せで、気持ちが良くて···。
頭が幸せでどうにかなりそうだった。
「···はぁ、はぁっ、、大丈夫かい?動くよ」
「あっ!まっ、まだイッ···ヴィクトル···あぁ、きもちいの」
ぬちゅぬちゅと抽挿し始めるヴィクトルも、頬を赤く上気させて余裕の無い表情を浮かべていた。
達したばかりの体は敏感になり、微かな刺激にも反応してしまう。
体を揺さぶられる度にぷるんぷるんと震える乳房。
「あっ、あっ、あっ···!っ、やぁ、あ」
規則正しい速さで打ち付けられて、心の中がヴィクトルでいっぱいに溢れた。
「···!!」
手を繋いで指先が絡められる。
唇が重なり、深いものへと変わる。
(どうしようも無く、ヴィクトルが好き···ううん、愛してる)