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離れずそばにいて【ユーリ/ヴィクトル/R18】

第1章 アリア




これは本当に言って良いんだろうか···。


男の、しかも同い年の勇利に嫉妬していただなんて。


師弟がそばにいるなんて当たり前の事なのに。


「その···」


「うん?」


「いつも、勇利と一緒にいるから···、その、やきもち···」


「やきもち···?」


「あぁ、えっと···Jealousy···です」


恥ずかしい···。


恥ずかしくて頭が爆発してしまいそう。


ヴィクトルなんかちょっと固まってるし、帰っていいかな。


羞恥に耐えられないよ、また泣きそう。


「あぁ、どうしよう···が堪らなく愛おしい···」


「え?」


引かれたらどうしようかと思っていたら、思わぬ返事が返って来て私は動揺した。


「そうか、勇利ばかり構っていたから寂しい思いをさせてしまったんだね。すまなかった···」


「ヴィクトル···ううん、私こそごめんなさい。こんな時間にどうかしてた···実はお酒飲んでて、それでわぁーってなっちゃってたみたいだし···部屋にもどりま、きゃっ!?」


羞恥のおかげか、酔いが冷めてきて部屋に戻ろうと体を起こそうとすれば、そのままヴィクトルのベッドへ沈められた。





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