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【MHA】【爆豪勝己】(※R18)ハートビートエネルギッシュ

第2章 beat.2


朝にも関わらず廊下を音を立て走り、ドンッと足で扉を蹴り開け、一目散にベッドに向かい、焦りそのままにゆっくり、ゆっくりと慎重に塑琉奈をそこへ横たわらせる。

「(水…!!)」

今まで見たことの無い頬を赤らめたままに息の荒い塑琉奈に焦りながら自室にある小冷蔵庫から水のボトルを取り出し、すぐさま彼女の方へ向かおうとする。
瞬間、爆豪はガチッと身体を固めた。

「あつ、い…!」
「っっ!!?」

目の前には意識朦朧としながらも起き上がり、自身の衣服に手を付けて何故か脱ぎ出す塑琉奈の姿があり…それによって露になった乳房が目に入った爆豪は目が点になる。

だがそれも一瞬で、直ぐさま勢いよく自分の左手で目を覆い隠し、思わず「あ゛あ゛あ゛…! 」っと唸り声が上がる

「おい待て流氷脱ぐなマジで脱ぐな」
「だっ、て…あつい、から…」

覆い隠した左手指の隙間から薄らと目を開き、なるべく彼女の姿を見ないよう歩み寄る。けれどもあまりの熱が身体に籠っているのだろう塑琉奈は制止も耳に入らず、今度は自身のズボンへ手をかける。

「っ待てや…!!」

それは流石にマズイ、と察知した爆豪は右手に持っていたボトルを直ぐさま彼女の首元に押し付ける。すると「ひっ」という小さな悲鳴の後に、塑琉奈はうっとりとした顔でボトルに頬を擦り寄せた。

「ん…っ、つめたい…」
「はぁーーーー………」

それによって彼女の行動が沈黙したことにより、爆豪は目を覆ったままに深いため息を落とす。爆豪はそのまま彼女の隣で力が抜けたように座り込んだ

「(心臓に悪過ぎんだろ…!こんなん命がいくつあっても足んねぇ……)」

つーかなんで脱ぐ!!?そんなにヤベェもんなのかアレ…!
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