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すの日常

第9章 隠してる気持ち


戸惑った顔をする君に

「ほら…誕生日だって知ってるのに

手ぶらできたら佐久間に嫌味言われそうだから…笑」


なんて適当な理由をつけたら


「ありがとうございます笑」

そう言って君は

可笑しそうに笑いながら

プレゼントを受け取ってくれて


プレゼントの包みを開けて

君のために選んだ

小さなダイヤのついたピアスを見て

少し驚いた顔をした後…


「こんな高そうなの

受け取れないよ…!?」


なん俺に返そうとする君に


「大丈夫…

それダイヤじゃなくてイミテーションだから

〇〇ちゃんが思ってるより高くないから笑」


そう慌てて嘘をつくと…


「そうなんですね…笑

すごく綺麗だから驚いちゃって…


あの…

お礼と言ってはなんなんですけど…

良かったら

夜ご飯まだなら食べていきませんか…?」


なんて嬉しすぎるお誘いをしてくれる…


そんな君に


「まじていいの…?

今めっちゃお腹空いてて

気絶しそうだったんだよね笑」



そう言ってわざとらしくお腹を押さえると


ケラケラと明るい笑い声を上げ



「大したものはないですけどね?」


なんて部屋の中に招き入れてくれた…

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