• テキストサイズ

すの日常

第6章 冷静と情熱の間


「だっていつも涼太は…

余裕があって大人で…

私ばっかりドキドキさせられてる気がして

悔しかったの!

涼太の焦った顔とか

余裕なくなるぐらいドキドキした顔

見て見たかったんだもん…」


こんなこと言えば

きっとまた涼太は


"はいはい笑"


なんて私を子供扱いして笑うに決まってる


子供みたいなことを言ってる自分が

情けなくて

両手で顔を隠すと


そんな私の手に涼太の手が触れて


「ちゃんとこっち見て?」

そんな静かな声が聞こえてくる…



恐る恐る手を離して涼太の顔を見ると

真っ直ぐ真剣な目で私を見つめる

涼太と目があう…


「わかってないみたいだからちゃんと言うね?

〇〇に触れる時俺いつもドキドキしてるよ?

ただ傷つけたり

怖がらせたくないから

必死に理性を総動員してるだけで

ほんとなら俺の欲望で

めちゃくちゃにしてやりたい

いつもそう思ってる…

それでもほんとに俺の余裕ない顔

見たい?」


ドクンドクンと胸が高鳴る…


「見たい…」



「その言葉取り消さないでね…?

もう嫌だって言っても止められないから…」
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp