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すの日常

第4章 充電


「なんでいるの…?」

訳がわからずそう聞いた私に

「会いたかったからに決まってるやんか笑」


そう言って康二は笑うけど

こっちは全然笑えない…涙



妄想の中ならまだしも…



久しぶりに会えたのに

仕事終わりでメイクは崩れてるし

髪は乱れてボサボサだし



それに比べて康二は

いつも通り

髪型も顔もかっこよくて


自分が見窄らしく感じてしまうじゃないか…



「来るなら連絡して欲しかった…

康二が来るならちゃんとメイクも直して

綺麗な姿で会いたかったのに…」


そう下を向きながら

ぽつりとつぶやくと


そんの私の顔を覗き込みながら

「そんなん気にすることないって笑

空はいつだってかわいいし…

今俺が見てる空はすごく綺麗やで?」


なんて

ありえないセリフを

平気で言う…


「はぁ…」


と大きなため息をつき

まっすぐに私を見つめる康二の目から

顔を逸らすと


「久々に会えたのに

ため息つかんどいてよ笑

空に会う時間作るために

俺今日一日結構頑張ったんやで?」


そう言って康二は

私の髪を優しく撫でる



「どれくらい一緒にいられるの?」

そう聞いた私に


「2時間が限界かな…

この後また仕事に戻らなあかんから…

ほんまにごめんな?

ほんとはもっと空と一緒におりたいのに…」


そう言って

少し悲しそうな顔をした…

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