第3章 誕生日のプレゼント
誕生日当日…
本当は1日一緒にいられるはずだったのに
仕事でミスをしてしまい
休日出勤するはめになるなんて
どこまで私はついてないんだ…涙
早く終わらそうとすればするほど手間取り
会社を出る頃には
私の誕生日は残り30分になっていて
なんだか少し泣きそうになる
翔太と二人で甘い1日を過ごすはず
だったのに…
なんてしょんぼりと家の扉を開けると
そこには翔太が立っていて
「おかえり…
仕事大変だったな?」
そう言ってぎゅーっと抱きしめてくれる
「明日早いって言ってたのに
待っててくれたの…?」
「そんなの当たり前じゃん?
彼女の誕生日なんだから笑
ケーキ買っといたから一緒にたべよ」
そう言うと翔太は私の手を引き
テーブルに座らせて
冷蔵庫からショートケーキを二つ出し
私の目の前に置くと
部屋の電気を消してロウソクに火をつけた