• テキストサイズ

すの日常

第1章 やきもち


「わかった…じゃあ先に寝るわ…」


そう言って見ても

優は前を向いたまま

こっちを振り返りもせんと

「ごめんね…おやすみ…」

なんてさらりと言う…



はいはい…わかりました…

もう待ちません。



不機嫌に扉を閉め

寝室に入りベッドに潜り込むと


いつもなら暖かい布団やのに

今日は妙に冷たく感じて


目を瞑っても

何度寝返りをうっても

寝付けそうにない


布団の中


時間だけが過ぎていく…


「はぁ…」


そう何度目かのため息を

ついた瞬間



お腹に巻きつく

暖かい腕の感触がした
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp