第5章 保健体育
木茂山「・・・・」
「先生、お願いします、保健体育の先生にお願いして、なんか違う教材を用意してもらいましょ?」
懇願するように話すも先生はずっと静かに見てくるだけだった。しかも身体をジロジロ見ながら。
「・・・・」
やらないと本当に終わらせる気がないのだろう。
私は意を決した。
マットに座り、震える脚を左右に開いた。もうカメラには私の恥ずかしい場所が見えてしまっているだろう。
木茂山先生を見ると満足そうに頷いている。
木茂山「フヒッ、最初からやれば良かったんだよ。じゃあ続けるぞ。さて、女性の性器、これを何と言う?ちなみに男の性器の言い方は“ちんこ”だからその対義語でよろしく」
そんな直接的な俗語で教材になるのだろうか、と思うが今までの経験で、先生の言う通りにしなければ終わらないことがわかっている。
ここでゴネるのは得策ではないだろう。
「・・・おまんこ、です」
木茂山「んー、あんま見えないなぁ。ほら、自分の手で広げてもう一回」
カメラの奥に木茂山先生も座り、ジロジロ私の秘部を見てくる。イヤらしい視線にさらされ、顔を背けることしかできなかった。
「・・・おまんこです」
割れ目を自分で開き、そう話す。恥ずかしさでどうにかなってしまいそうだ。
木茂山「そうだ、まんこだ。女性が興奮してくるためにはまんこもいじってやるのがいい。特にクリトリスと膣だな。ほら、クリトリスを見せてくれ」
私は震える指で陰核を隠す皮膚を押さえ、プクッとした陰核を露わにした。
木茂山「このイヤらしい豆みたいなやつがクリトリスだ。はクリトリスも小さいのか」
「先生!名前!!」
名前を呼ばれ、カメラに聞こえてしまうと焦った。
先生は「すまんな、編集で消すから」と平謝りしていた。
木茂山「それよりも、ほら、クリトリスはどうやって刺激してあげると興奮してくるんだ?実演付きでやってみろ」
「・・・指で、撫でたり、ん・・・摘んだりすると、興奮してきます」
自分の指で陰核を刺激していく。感じたくないのに、性感帯を刺激された身体はピクッと反応してしまう。