• テキストサイズ

キモデブ専の私の妄想日記

第1章 性癖の始まり





4月




「あ!A組だって、風花と同じクラスだ!やったぁ!!」




「また1年よろしくね!」





ドキドキのクラス換え。
親友の風花と同じクラスになれて今年1年ハッピーだ。

しかし、もうひとつ、クラス換えの時に大事なことがある。それは担任の先生が誰かってこと。




「あーー、片川先生隣のクラスだったー」




若くて優しくてイケメンの片川先生が良かった風花は落胆している。




「うちのクラスは・・・木茂山先生?聞いたことないね」




「新任の先生かな」




“木茂山 太”と担任の名前の場所に書いてあった。
そんな先生は去年までいなかったから、新しく来る先生なのだろう。




とりあえず3年A組の教室に向かうことにした。



私の高校はそこまで大きい学校ではない。
各学年3クラスしかないため見知った顔がたくさんある。


風花以外にも友だちはいるため、その子たちに手を振って挨拶をした後、自分の指定された席に向かった。





「ラッキー!一番後ろ」





一番後ろの窓際だったため喜びながら席につく。
風花は一番前だったようでげんなりした顔をしていた。






キーンコーンカーンコーン・・・




すぐに予鈴が鳴る。



教室は少しザワザワしている。
話題は担任の先生がどんな人か、だった。




ガラッ





教室の扉が開き、全員の目がそちらに向く。



扉から入ってきたのは








「はじめましてぇ。今年から赴任した木茂山だ。今年1年よろしくな」




落胆の雰囲気。
なぜなら、担任の先生がキモデブだったからだ。
年齢は40代くらいだろうか。




しかし、私は違った。






ゾクゾクッ





木茂山先生を見た瞬間下腹部に熱が籠もる。

一目惚れなどではない。だってあんなキモデブと付き合いたくも結婚したくもない、全くタイプではないからだ。



しかしこの下腹部の疼きは何だろうか。




パチッと木茂山先生と目が合う。
見ていられなくなって目を逸らしてしまった。




木茂山先生が舌舐めずりをしていたことには気づかず・・・。









/ 26ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp