第4章 お仕置き
「変なの持ってきた人とかいるんですか?」
木茂山「んー?今のところいないな」
ふと気になったことがあったため私のカバンを見ている先生に聞いてみることにした。
「変なの持ってきたらどうなるんですか?」
木茂山「当然没収だな。あまりに酷いものだったら生徒指導室に連れてって説教とかだろうな。
まぁ、はそんなことには無縁だろうがな。終わりだ、教室行け」
カバンを返してもらい、風花のもとへ向かった。
大丈夫だったか聞かれたため、大丈夫だと話して2人で教室に向かった。
授業が終わり、家に帰る。
明日の準備をしようと必要な教科書等を確認してカバンに入れていく。
その時、木茂山先生に言われたことを思い出してしまった。
変なものを持ってきたら説教。
エロ本とか持ってきてた。
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風花「げ、今日持ち物検査?」
「本当だ。でも別に要らないもの持ってきてないでしょ?」
風花「そうだけど、やっぱり嫌じゃない?カバンの中見られるの。時々何かの拍子に家にある物が入っちゃってることとかあるし」
持ち物検査の列に並ぶ。検査をしているのは木茂山先生だった。
前に並んでいた風花が終わり、自分の番になる。
木茂山「か。まぁ、心配ないとは思うが、一応な」
カバンのチャックが開かれる。
ボーッと木茂山先生の手元を見ていると絶句した。
木茂山「ん?」
教科書の間に挟まって違う本が見える。
「え、うそ・・・」
木茂山「なんだ?これ、教科書でもノートでもないな」
チラッと見える本の表紙。
“淫乱女子◯生のマル秘学校性活”
木茂山「・・・・・」
「・・・・」
沈黙する2人。
その本は、興味本位で一冊だけ手にとって買ってしまったエロ本だった。
何かの拍子にカバンに入ってしまったのだろう。
「先生・・・これは、何かの間違い、というか」
木茂山「まぁ、そうだろうな。がわざとこんな物を学校に持ってくるなんて思わないからな」