第2章 *君だけは譲れない 凪 誠士郎
部屋へ着くなり、ベッドの上へ寝かされると上に跨ってくるシロちゃん。
その瞳はいつもの眠たそうな瞳じゃなくて、ギラリと光っていた。
どうしたのかと訊ねれば、、、、
「の全部俺のモノだよね?」
『うん、、、そうだよ///』
「なら、全部頂戴?俺も全部あげるから」
彼の言いたいことはすぐに理解できた。
『優しくしてくれる、、、?』
「うん、頑張る」
初めてシロちゃんが頑張ると言ったことに驚いた。
しかも私のために、、、
それが嬉しくて堪らなかった。
『シロちゃん、、、大好きだよ』
「俺も、、、」
自然と距離が近づき、磁石のように互いの唇が引き寄せられた。
そして、、、、
「『ちゅっ)ッん、、、』」
唇が重なり合った。
それからは何度もくっついては離れるキスを繰り返し、今に至る。
「、、、舌出して」
大人しく舌を出せば、齧り付くように唇を重ねられ器用に舌を吸われる、、、先ほどとは全く違うキスに蕩けそうになった。
『んぅ、、、ふっ、、、んっ』
「その声やばい、、、」
呟くように言った彼はそのまま手を移動させ、私の着ていた部屋着を捲り上げた。
『ッ!シロちゃん///』
「もっとその可愛い声聞かせて」