• テキストサイズ

一緒に帰ろう

第2章 あの人が消えた


………この生活に慣れ数ヶ月経った頃、傑が高専から姿を消した。



『悟……、傑どこ行っちゃったの?』

悟「………ん~、どこ行っちゃったんだろね。僕が1番知りたいよ。」

『…………なんか悟、変わっちゃったね。』

悟「そうでしょ!僕、成長したんだ~。」

少し寂しそうに笑うのを見ていると何故か心がキュッとする。

『…………悟、寂しい?でも大丈夫!私は悟から離れないよ?』

キョトンとした顔をした悟の奥に硝子が居るのが見えた。

『あ!後、硝子も!!…………そうだよね?!』

ダッと硝子に駆け寄り抱っこしてもらう。

硝「ん~、そうだな。アンタ達には敵わないけど。」

硝子はヘラッと笑い煙草で悟を指し示す。

悟「何それ………。あっ、煙草!夜空の前で吸っちゃダメでしょ!!………アイツに怒られるの僕なんだから。」

少し嬉しそうな悟は硝子から夜空を奪い抱っこする。
/ 72ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp