第9章 脅威
悠「…………わかった、どいてくれ。条件を飲む。何がしてぇのか、よく分からんけど。まぁ、生き返るためだしな。」
宿儺に降りてもらい悠仁が立ち上がる。
そして、まさかの不意打ちの1撃。
悠仁の拳が宿儺の頬を直撃した。
悠「なんて言う訳ないだろ。無条件で生き返らせろ。そもそもテメーのせいで死んでんだよ。」
2人が向き合う。
宿「…………では、こうしよう。今から殺しあって小僧が勝ったら無条件で、俺が勝ったら俺の縛りで生き返る。」
悠「良いぜ。」
悠仁の言葉は続かない、その前に顔の半分を切り飛ばされ死んだ。
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硝「ちょっと君たち、もう始めるけど。」
横たわる悠仁の死体を隣に検死の準備をしていた硝子が悟と伊地知と夜空に声を掛ける。
硝「そこで見てるつもりか。」
ゆっくりと悠仁の死体が起き上がる。
悠「おわっ!フルチンじゃん!!」
『え!?どういう事!?』
伊「ごごごご五条さん!いいいいいいい生き!!」
悟「伊地知うるさい。」
目を剥き叫ぶ伊地知に悟が辛辣な言葉を投げ、悟は愉快だと笑った。
硝「ちょっと残念。」
悠「あの~~………、恥ずかしいんスけど………。誰?」
硝子は解剖できず残念そうに、全裸の悠仁は羞恥を覚える。
いつもの悠仁が、そこに居た。
悟「悠仁!おかえり!!」
悠「オッス、ただいま!」
『おかえりー!心配したんだよーー!!』
悟と悠仁はハイタッチをし、夜空は泣きながら悠仁に抱きつく。
全裸の悠仁は恥ずかしそうに、だが嬉しい気持ちで満ちていた。
悟がそれを見て警戒し夜空を悠仁から剥がした。