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一緒に帰ろう

第7章 自分の為に


野「何だコラ、はっきり言えや。」

通りを挟んで遠くの方で、その光景を見つめる3人。

悠「俺達、今からアレに話しかけんの?ちょっと恥ずかしいなあ。」

恵「オメェもだよ。」

悠仁は【2018】と書かれたメガネを掛け右手にはポップコーン、左手にはクレープ。

凄くはしゃいでいるようだった。

それを見て恵がイラついている。

悟が何も言わず女に話しかけに行く。

悟「そんじゃ、改めて。」

野「釘崎野薔薇。喜べ男子、紅一点よ。」

悠「俺、虎杖悠仁。仙台から。」

恵「伏黒恵。」

悟「ちなみに紅一点じゃ…………。」

言いかけた、その時背後から声がする。

『遅れてごめんー!美味そうな物いっぱいで誘惑されてた!!』

ほぼ悠仁と同じ様相の夜空が駆け寄ってくる。

恵は溜め息を吐きながら頭を抱えている。

『あ!その人が3人目の子!?松木夜空だよ!よろしくー!!』

駆け寄りながら挨拶をする。

悟「うん、これで1年生は全員だね。」

微笑みながらそう告げる。

悠「俺も同じの買った!」

『あれ、本当だ!!皆で分けようと思ってたのに。』

野「え、聞いてないんだけど。」

悟「あれ、言ってなかったっけ?」

恵「気を付けろ。五条先生こういう所あるぞ。」

悠仁にも言った言葉を、そのまま野薔薇にも伝える。

野薔薇も頭を抱える。

その時先程とは違うスカウトマンが近づいてきた。

ス「すみませーん。モデルとか興味ないですか!?」

野「あるある!超ーっ!!ある!」

ス「あ、いや………君じゃなくて、その子。」

『え………、ないです。』

悟「あったとしても僕が許しませーん。」

恵「これから、どっか行くんですか?早く移動しましょう。他のスカウトマンも狙ってるぽいし……。」

悟「そうだね。せっかく1年生が揃ったんだし、しかもその内2人はおのぼりさんときてる。行くでしょ、東京観光。」
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