第4章 聖なる夜
悟「ん~…………、そりゃ僕とか硝子、学長は知り合いだけど。真希とかは初対面かな。」
少し気まずそうに話す。
『そうだよね………。傑、帰ってくるって?』
悟「……………いや、その逆かな。」
『逆??』
悟「………なんかアイツに言われた?」
『んー…………、クレープ食べに行くって言ってた。後日ゆっくり話そうって。あ、後双子が居て仲良くしてあげてねって。』
悟「そっか…………。ねえ、クリスマスそろそろでしょ?」
『うん!今年は何する?楽しみ!』
悟「今年は皆お仕事でパーティー出来そうにないんだ…。ごめんね。必ず埋め合わせするから、恵と一緒に居てもらえる?」
『わかった………。必ずだからね??』
悟「うん、約束。…………今まで真希の所で寝てたの?」
『うん………。』
悟「……そっか。僕ずうっと寂しくて寝れなかったんだよ~。」
『うっ………、ごめんなさい……。』
悟「ううん、もう僕から離れちゃダメだよ~。」
よしよし、と頭を抱きかかえるように撫でられる。
そろそろ寝よう、と布団に入る。
『ねえ、…………傑はさ何で帰ってこないの?あの子達も一緒にここに住めば良いんじゃないの??』
悟「……………ん~、簡単な話じゃないんだよ。アイツの考えは僕達とは違うみたい。」
『ふーん………、難しいね。』
悟「そうだね………。ねえ、夜空。」
『ん?どしたの??』
悟「今日は前みたいなのシても良い?」
『へっ!?』
悟「嫌ならしないけど………、なんか“好き”って伝えたくなっちゃって。あ、勿論言葉じゃなくてね?」
『…………ちょっとだけなら。』
悟「そっか♡嫌だって言ったら止めるからね?」