第4章 聖なる夜
……………
恵「遅刻ギリギリだな、珍しい。なんかあったのか?」
『え?………ええと、何にも無いよ!寝坊しただけ!!』
恵「………そうか。」
_____________
『たっだいま~!』
パ「おかえり~。」
棘「ツナマヨ~。」
『ん~、今日もモフモフ~!』
棘「おかか!!」
『あ、ごめんなさい。習慣になっちゃって、つい………。』
悟「皆、お疲れサマンサ~。」
『あ…………、憂太先輩そろそろ来ちゃうよね?部屋で食べよ~っと……!』
いそいそと食事を持って食堂を出る。
ガチャリと部屋の扉が開いた。
悟「………ねえ、そろそろ避けるの止めてくんない?僕、悲しいんだけど。」
『…………別に避けてないもん。』
悟「避けてるよね?目も合わせてくれないし。」
『……悟が悪いんじゃん!急にあんな事して……。』
悟「ごめんね。でも好きな人にしたくなっちゃう事なんだよ?夜空は嫌だった??」
『っ………、分かんないよ。初めてだもん…。』
悟「ふ~ん、そっか……。じゃあ、ゆっくり慣らしてこ?」
少し嬉しそうに微笑んだ。
『うん………、わかった。』
仲直りして一緒にご飯を食べる。
悟「そういえばさ………、傑と会った?また残穢感じるんだけど。」
『うっ…………、会った……。なんか知らない人と鳥と一緒だった。先生とか真希さんと喋ってたけど知り合い?』