第3章 再会
ドンドンとノックが聞こえる。
真希「誰だよ、こんな時間に。」
ドアを開けながら文句を言うと泣いている夜空が居た。
『遅くに、ごめんなさい………。今日だけ一緒に寝たいんだけど………。』
真希「良いけど………。なんか、あった?」
『……………』
真希「はぁ………、いいや。入りな。」
もう何も聞いてこずベッドの中に入れてくれ壁側に寝かせてくれる。
寝相悪そうだからな、と悪戯に笑い場を和ませる。
考え事をしながら目を閉じたが疲れていたのか、すぐに眠ってしまった。
『んっ…………。』
朝の光で目を覚ます。
昨日の事が脳内を駆け巡りバッと飛び起きる。
横を見るが誰も居なかった。
夢かとも思ったが辺りを見回し、いつも寝ている部屋ではない事が分かる。
(最悪だ………)
食堂に向かうと、いつもの面子が居た。
『おっはよ~!』
ダッと走り出しパンダに抱き着く。
『ん~、今日もモフモフ~。』
顔を埋め堪能する。
棘「おかか!ツナマヨ!!」
パ「何だよ、棘~。ヤキモチか?羨ましいだろ!」
悟「はいはい、そろそろ離れて~。僕の夜空だから。」
『いつの間に………。』
悟「え~?”今日もモフモフ~“とか言ってる時かな??」
『最初じゃん…………。』
はあ、と溜息をつきパンダから離れる。
真希「あ、てかそろそろ憂太来るぞ?大丈夫なの??」
『えっ!だめ!!部屋で食べるね!』
持って行ける物だけ持って食堂を出る。
悟「じゃあ、僕も部屋でた~べよ。」
真希「悟はココ。昨日なんかあっただろ?」