第3章 再会
(長風呂しすぎちゃったかな……。)
先程の事もあり、そろりと部屋に入る。
ベッドを見るとスースーと寝息を立てている悟が居る。
ベッドに腰掛け綺麗な顔を見る。
(本当に整ってるよなあ、綺麗…………。うわ、睫毛長っ……。)
そーっと手を顔の近くに伸ばす。
『ぅわっ!』
そのまま腕を掴まれ、ぐるりと押し倒される。
悟「………ちっちゃい時から言ってるよね、警戒心持てって。」
『悟っ………!酷いよ!!寝たフリなんか、して!』
悟「僕に隠し事してる方が酷いと思うけどなあ…。」
『っ!…………だから、してないって!!』
悟「…………ねえ、来年でオマエも結婚出来る年齢でしょ?そろそろ正式にお付き合いしたいんだけど。」
『は………?』
悟「だからぁ~、僕達結婚するでしょ??その為にはお付き合いしなきゃ。」
『いや、待って!?結婚とか……まだ分かんないよ。』
悟「…………そろそろ大人になろうよ、夜空。」
『悟に言われたくな…………!』
話している途中にキスで塞がれる。
胸を押すが力が強く、びくともしない。
そのまま腕を掴まれ抱き寄せられる。
チュッチュッと啄む様なキスだったが、不意に舌が入ってくる。
『んっ……………///////』
突然の事で甘い声が漏れてしまった。
悟は、それを聞いて少し嬉しそうにしている。
舌が絡み合って我慢したくても声が漏れてしまい顔が熱くなる。