第2章 あの人が消えた
悟「あ、夜空起きたね。紹介するね、伏黒恵君で~す!」
恵「…………どうも。」
『…………』
ペコリと頭を下げる。
悟「なになに、2人とも緊張してんの~?これから一緒に過ごすんだから、仲良くしてね~??」
恵「『一緒に?』」
悟「そうだよ~?一緒の学校に入ってもらいますっ!だから恵君、夜空の事よろしくね?なんかあったら怒るんだからっ!」
冗談交じりに言っては、いるが少しの威圧を感じる。
『学校、行くの?』
悟「ん、そうだよ。僕的には行かない方が安心だし寂しい思いしなくて済むけど………そうは、いかないからね。」
恵「…………よろしく。」
『よろしくお願いしますっ。』
うんうん、と悟が頷く。
恵「ていうか、この甘い匂い何?」
悟「あ~、やっぱり分かっちゃうか。これはね、夜空の特殊能力で~す!大人になったら、もっと理解ると思うよ。」
恵「何だ、それ。」
悟「あ、ちなみにこの匂いの虜になったら僕許さないから。」
『悟、笑顔怖い……。』
恵「…………」
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悟「たっだいま~!」
2人してベッドに勢いよく腰掛ける。
悟「あ~ぁ、明後日から学校行っちゃうのかぁ。寂しいなあ。」
『…………終わったらすぐ帰るようにするね?』
悟「ん~?休みの日にいっぱい遊ぼうね。恵とも少しで良いから仲良くしてあげて。」
『わかった!』