第2章 新しい生活
桜の花が散り、葉桜となった4月の末。
「次に登校する月曜日は朝からグラウンドで全校朝礼がありますので、教室に荷物置いたらグラウンドに整列しておくように。出欠もそこで取ります。」
「「「はーい。」」」
担任の話をグラウンドを眺めながら耳に入れる。
「はい。ではホームルームは終わります。気をつけて帰ってください。」
そう言って担任が教室を出た途端、周囲のクラスメイトたちは一斉に動き出す。
これから部活に行く者、遊びに行く者、急いで帰り支度をしている者…等いるなかで、結菜は暫くグラウンドを眺めていた。
そして、8割方生徒がいなくなったタイミングで漸く立ち上がる。
携帯で時間を確認すると、5時45分。
(あと15分…。少し校内の散策でもしようかな。)
ぶらぶらと特に当てもなく校内を歩き回る。
各移動教室や職員室、保健室、図書室などを見て回る。
図書室では、蔵書をチラリと確認するとそれなりの量が確認できた。
(そろそろ時間か。)
携帯で時間を確認し、昇降口へと通じる道を歩き出す。
──キュッキュキュッ
──ダンダンダン