第3章 露呈
そう呟いた黒子の真剣な表情に河原は頷くしかなかった。
火「いや、同じクラスで近づかないのは無理あるだろ。」
日「確かにそうだな。」
黒「いえ、結菜から近づくことはないでしょうから。」
伊「そうなのか?」
黒「はい。その辺のことはまた。」
黒子がチラリ、とドアの方を向く。
部員たちもそちらの方に視線を向けたとき、
──バンッ
疲れた様子のリコが体育館に入ってきた。
リ「はぁー、疲れた。…って、あんたたち何サボってんの!?」
リコの釣り上がった目を見て全員がやば、と身をすくめる。
日「えっとだな…ちょっと黒子の話を聞いてて…」
リ「は!?何言ってんのよ。黒子くんはちゃんと練習してるじゃない。」
日「え!?」
リコの指差す先を全員が勢いよく振り返ると、黙々と柔軟をする黒子の姿があった。
日「あいつ…!!俺たちの視線を誘導しやがったな!!」
小「そんで1人だけ何事もなかったかのように練習してやがる!!」
伊「あいつ割と私生活でもミスディレクション活用してるよな…。」
部員たちから大顰蹙を買うも、部員たちはリコによりメニュー倍増を宣言され、1人勝ちの黒子だった。
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