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【R18】私は性奴隷志願です!

第8章 『いっぷ』ではない事3


「君が二年だったらな」
言われて首をかしげる。
「一年は知らない?二年と三年のトップランカーにだけに知らされる『権利証』の話」

―――聞いた事があった。
何でも学内で動く仮想通貨『ルチア』でありとあらゆる権利が買えるらしい。

「色々あるけど、『人生権利書』とか」
―――何ですか?それは。
と聞けばアルタ先輩は答えてくれる。

「名前通り、生徒会が債権を持ってる生徒の人生を借金額分買えるんだ。勿論奴隷として使えさせてもいいし、自分の手駒として使う事もできる」
―――僕も買ったんだよ、『権利』。
と、アルタ先輩。

「何を?」
「個人情報閲覧権」
「こじんじょうほう?」
「学園が握っている全生徒の個人情報の全て、閲覧出来る権利」

―――一体何の為に?
考えているとアルタ先輩が口を開く。
「権利関係は一年には使えないけど『閲覧権』だけは一年も対象なんだよ」

―――そうなのか。
一年に気になる生徒でもいるのだろうか?
「美希さんの財務情報見たくて。結構な借入があるんだね。だからね、君が二年だったらなって」

微笑むアルタ先輩。
「はい?」
「君が二年だったら『人生権利書』買えたのにって」
……これは喜んで良いんでしょうか?
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