第15章 誘惑ナイトプール
そして一段落、と思いきや、そんな出来事が三度もあったらしい!
それは私も一緒に見てみたい。
有沙が話している間、千波様は腹を抱えて笑っていたし、波多野様は手で顔を隠している。
笑っているのだろう。
馨は泣きそうな顔でフロートを抱えていた。
そう馨は黙って立っていたら可愛いのだ。
身長も低くは無いが男性としては小さめで、体の線が華奢でちょっと猫背だし、肌は昼間あれだけ遊んだのに白いし。
声は完全に低いが、案外『女性』と先入観を持っていると気にならないかもしれない。
まあだが流石にペタンコの胸は。
いやまあ女性にもペタンコという人はいるが。
「馨、大変でしたねぇ」
言うと馨はフロートを落として私に抱きついてくる。
「オレ、女じゃないもん」
「分かってますよお」
言いながら、足を上げて膝で馨のチンチンをスリスリした。
男の子だって分かってますよ!って意味で。
馨は体躯通り、すごい大きい訳じゃないが、普通サイズはあるし、太さも長さも女を悦ばせるには申し分ない。