第14章 夏だ!海だ!魅惑の水着ヴァケーション!
ふう、と一息つき有沙と目が合いウィンクし合う。
「あー、何よあんた達勝手にやらしい事始めて!不潔!」
美宇さんが飲み物を取りに来たらしい。
半裸の私達と全裸の真人達。
そしてその手には処理中のゴム。
隠し様もない事後だ。
「お姉様もやりますかー?」
私が美宇さんを追ってやって来たお姉様に言えば、彼女は巻いていたパレオをちらっとめくる。
そこには縮んでもまだ大きなお姉様のアレがあるハズだった。
―――のに。無い!
パレオの下のビキニには膨らみが無い。
「私ね、水に入るとなくなっちゃうのよ」
言ってお姉様は私の隣に腰掛け半脱げの水着をなおしてくれる。
私達は水着を着なおし飲み物を飲む。
クーラーボックスに入れていたから冷たくて染み渡るみたいだ。
「よーし。休んだら泳ごうっ!ねっ、馨くん!」
「へ?……あ、うん。良いよ」
有沙は馨を連れて浮き輪を持って居なくなる。
「ほら。私とお姉様はイチャイチャ休憩するから天原もイチャイチャどっかに行きなさい」
美宇さんに言われて私はゴーグルを持って真人と歩き出す。
砂場は熱いから小走りで。