第13章 登場!お姉様の〇〇!
美宇さんは私を睨みつける。
私の答えを待っているのだろう。
しかし何と答えたものだろうか。
美宇さんは私が何らかの方法で御厨お姉様をたぶらかしていると思っている様だ。
「よろしくはやっていますが、それは私達の自由意志です。私はお姉様に関係を強要した事はありませんよ」
有り体に言ってみれば美宇さんは俯く。
「一年の時まで、お姉様のアレは私が処理してあげていたのに……二年になったらお姉様私には触らせなくなって……」
悲痛な声だった。
それが本音なのだろう。
『アレ』とはつまり『アレ』に違いない。
私は彼女の手を握る。
「でも美宇さんはご家族でしょう?」
常識を説くのは酷くちんぷだったが、偶にはいいだろう。
「私本当は従姉妹なのっ、小さい時に両親が亡くなったから!だから私達が結ばれたって問題ないんだから!」
美宇さんは叫ぶ。
何だかキャンキャン吠える彼女が可愛く見えてきた。
御厨お姉様とは違う愉悦を感じる。
こんな女性を堕としてみるのもいいだろう。
「でも、お見受けした所……美宇さんは処女ではないのですか?」
核心に触れてみた。
彼女は真っ赤になって、私の手を振り払う。