第3章 いっぷ・赤
『いっぷ』!!それも御厨お姉様の!!
私はニマニマしながらついていく。
基本的に『いっぷ』の優先順位は序列によるが、上級生からの申し入れがあった場合はそちらが優先となる。
勿論そうなっては下級生が可哀想だから基本的には無い。
でも御厨お姉様には私を所望する理由が有った。
『一応』、お姉様は女子トイレに入る。
一番奥の個室は少しだけ広くなっており『いっぷ』専用だ。
勿論、『かとる』が了承すれば衆目の場で『いっぷ』を行う事も出来るが、恥ずかしい人だっている。
だからそういう人用にこういう個室があるのだ。