第3章 いっぷ・赤
「天原、スカートをおまくり、下着は……ないんだったわね」
個室の鍵を片手で締めながら私は一方でふわさっとスカートをはね上げ―――ちなみにパンツは履くのを禁止されている。
「よろしい」
御厨お姉様がかしこまって言う。
見ちゃいけない、お姉様は見られるのがお好きじゃない。
でも!!こんな立派なチンチンを見ないなんて……できない!!
ちらっちらっと後ろを見てしまう。
御厨お姉様は『ディックガール』なのだ。
体は女そのものなのにお股にあるのは雄々しい男性のシンボル。
そのギャップがたまらない。
楚々とした御厨お姉様のチンチンはハッキリ言ってでかい。
そう、そこで私なのだ。
御厨お姉様のクラスの『かとる』は最近ずっと『たろ』で、男性の小さなアヌスではとてもでは無いが受け止められない。
他のクラスの『しろ』ですら、おしっこを漏らしながら何とか勘弁してと土下座したという噂すらあるお姉様―――。
そのご寵愛を受け入れたのが、私だ。