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黄色い夜景の歌

第18章 恋愛相談


「へぇ、意外。若い子って恋愛に興味ありまくるんだと思ってた」
「四つしか違わないじゃないですか」
 こうして交流を深めている間に、カイトさんがMENと同い年であることが分かっていた。と言われると、確かに恋愛に興味がある年頃なのかも。MENはあからさまに女子に興味を示しているし。
「ハハッ、そうだけどさ」
 と軽く笑うカイトさんを前に、俺はハッとして目を逸らした。ということはカイトさんも恋愛に興味が……? 疑問は喉まで出かかったが、俺はとうとう聞けないまま今日は喫茶店で解散した。
 俺は家に帰ってもなぜかモヤモヤしていて。この気持ちはなんだろうとなんとか言語化してみると、一つの言葉が浮かび上がってきた。
「カイトさんは、恋愛に興味がある……?」
 一人自宅で呟く声は妙に響いた気がした。なぜ俺はそんなことでモヤモヤしているのか。俺はそんなことに悩んでいて、カイトさんに言った自分の言葉をすっかり忘れていたのだ。
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