第13章 約束
「俺、エンドラにベット爆破決めて蘭々亭の焼肉屋に行きます! 奢ってくれるんですよね、ドズルさん!」
ウキウキ声のカイトさん。カイトさんって、こう喋ることもあるんだ。
「分かった。奢るから、みんなこのエンドラ討伐を終わらせよう!」
「「はーい!」」
ドズルさんが渋々折れた様子で言うと、俄然みんなのやる気が高まった気がした。話を聞く限り、ジニアのメンバーもこの後蘭々亭に来られる距離に住んでいるらしいし、俺もちょっと……ていうかかなり楽しみになっていた。
(カイトさんとリアルで会えるの楽しみだな……)
と思っていた矢先、横で爆発音が響いた。
「わ、ごめんなさい! 間違ってベットでリスポーンしちゃった!」
そこには、そう言って慌てているアルくんの姿があった。