• テキストサイズ

【薬屋のひとりごと】後宮の外に咲く毒の華【R指定】

第16章 【R18】毒の華は華麗に咲く


猫猫達が部屋を出ていくのを見送って、壬氏は我慢出来ない様に月娘を抱き締めてきた。



「…月娘…。会いたかった。」

「………………。」

スリスリと月娘の首元に縋り付いてくる壬氏を、月娘は引き離そうとは思わなかった。




このまま放っておいては、壬氏は月娘から離れないと分かっていた。

「…瑞…。あなたね…。」

月娘は自分の怒りを表して壬氏に嗜める声を出した。



「んっ…。」

しかし壬氏は月娘が何か言う前にキスをする。

「ちょっ……んっ…!瑞っ……!」

何度も壬氏の唇を離そうとするが、壬氏は月娘の抵抗を無視して何度もキスを繰り返す。



「………………。」

ちゅっちゅっと何度もキスをしてくる壬氏に。

諦めたのは月娘の方だった。



月娘が抵抗をしないと分かると、壬氏は笑顔になり改めて月娘を深く抱き締めた。



壬氏の手が月娘の背中と頭に回ると、顔が近付いてくる壬氏に月娘は顔を上げてキスを受け入れた。
/ 408ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp